武道ライター山里栄樹のブログ

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桜花爛漫の春来たり、侍ニッポン

 読者諸氏の皆様、いつも当ブログをご高覧いただき御礼申し上げます。

さて、日本列島各地に待ちに待った春が到来しましたね。長いコロナ禍で巣篭り生活に疲弊していた多くの人々にとって、まさに桜花爛漫の春といったところであります。

巷ではWBCで見事に優勝を勝ち取った侍JAPANの話題でもりあがっておりますが、例年よりも早い今春の桜開花に合わせた快挙であります。やはり「花は櫻木、人は武士」、春の桜と侍は日本のシンボルなのであります!

侍JAPANと聞くと、小生は戦前に流行した時代劇映画の主題歌『侍ニッポン』を連想してしまいます。「人を斬るのが侍ならば、恋の未練がなぜ切れぬ♪伸びたサカヤキ寂しく撫でて、新納鶴千代~苦笑い♪」という唄の一節が思い起こされるのであります。その昔、年配の武道愛好者の方々が宴席で楽しく歌っていた歌詞が小生の耳に残っていたのですな。

 ちなみに時代劇映画の内容は、幕末が舞台で尊王攘夷の志士たちを描いたストーリーで、幕末と同じく動乱のなかにあった昭和初期に流行したという背景があります。動乱と戦禍に翻弄される当時の市井に生きた庶民たちの心情を感じ取れますな~

 かくいう今は、「令和初期の動乱」の渦中にあるのかもしれませんね。歴史は繰り返すといいますが、戦災・疫病・恐慌など人々の営みによって生じる災禍は時代の移り変わりの中で周期的に起こります。そこが時代ごとの区切りとなって、また新たな時代がはじまるのであります。

 「命とろうか、女をとろうか~死ぬも生きるも五分と五分♪ 泣いて笑って鯉口きれば、江戸の桜田~雪が降る♪」という粋で勇壮な歌詞が心に染みるのでありますな。

 

映画『侍ニッポン』ポスター;戦後のリメーク作品

 

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戦前に上映された映画『侍ニツポン』の主題歌

 

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