年明けの大寒波到来とともに新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が発出され、依然としてコロナ禍に翻弄される如月の日本列島。今しばらくは酷寒の冬は続き、桜花爛漫の春はまだまだ先のようでありますな‥
さて、昨年の大晦日に総アクセス数300,000に達した『山里栄樹の男物和装ブログ』でありますが、同ブログの掲載記事で最多の閲覧数を有するのが記事「下級武士の服装(足軽、武家奉公人)」であります。2021年1月中旬に累計アクセス10,000を越える大人気記事なのでありますな。
この記事は2014年5月に武家の服装をテーマに執筆された記事の一つでありまして、この記事のほかに「下級武士の服装(御家人)」、「武家の服装(江戸幕府の礼装服制)」を一連のシリーズとして執筆しております。この記事が大好評につき2020年6月に第二弾として記事「戦時の下級武士の服装(足軽、武家奉公人)」を執筆、記事掲載ともに短期間でアクセス数が伸びております。
江戸時代の武家社会を下支えしていた下級武士の実態を探るには、その身なりを考察するのが早道なのでありますな。また古流武術を研究するうえで、下級武士の服装研究は必須と言っても過言ではありません。現代に伝わる多くの古流武術は江戸時代において実用技能として下級武士たちに習得されていたものであります。
明治維新を成し遂げた多くの幕末の志士は、西国諸藩の‟下士”と呼ばれる下級武士たちでありました。日本を近代国家に育て上げたのは、まさに下級武士たちだったのですな~
今後も関連する記事を同ブログに掲載してまいりたいと存じます。ご期待あれ!
同ブログ記事「下級武士の服装(足軽、武家五奉公人)」の掲載写真
写真左;平服姿の足軽、旗本に仕える若党・供侍と思われる
写真右;鑓持・鋏箱持の中間、„奴(やっこ)と呼ばれる武家奉公人
同記事が大好評につき2020年6月に執筆された続編記事「戦時の下級武士の服装(足軽、武家奉公人」の掲載写真。近代軍隊の輜重兵に相当する荷宰料足軽と卒丸