謹んで新春のお慶びを申し上げます。
当ブログ読者の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと存じます。今年も小生の思うところをブログに綴ってまいりますので、ご高覧のほどお願い申し上げます。
これまで三年続いたコロナ禍は私たちの日常に多大な影響を及ぼしました。2022年は、世界的な社会混乱、経済低迷による物価高騰、政変や国家間の武力紛争、巨悪犯罪やテロ、などなど暗雲立ち込めた不穏な事件や事態が次々と巻き起こりました。
今年の2023年＝令和五年癸卯は、「飛躍と向上」の一年になるとされております。これまでの停滞低迷していた数年間から大きく飛躍し、私たちの生活も大きく向上していく年になって欲しいものです。
さて、それでは歴史を遡って過去にあった癸卯の年を考察してまいりましょう。
日本では今から480年前の1543年、種子島にポルトガル船が漂着して当時としては最強の兵器であった鉄砲が伝来しました。戦国時代であった当時の日本では、鉄砲伝来が戦争のゲームチェンジャーとなったのであります。そして鉄砲とともにキリスト教も伝来して西洋の文化と情報が流入、このことを契機に日本が中世から近世へと飛躍して社会を向上させたとも言えますね。
欧米では240年前の1783年、米国と英国が戦ったアメリカ独立戦争が講和条約・パリ条約の締結により終戦を迎えました。アメリカ合衆国の自由と独立を戦争により勝ち取ったのであります。まさに国家と国民が一丸となってともに飛躍と向上を遂げた年であったと言えます。
また日本では180年前の1843年、江戸幕府で「天保の改革」を主導した幕閣の水野忠邦が老中を罷免されました。幕府財政を再建すための政治改革で、華美な祭礼や贅沢・奢侈はことごとく禁止する厳重な綱紀粛正を行いました。これには庶民の娯楽や大衆文化にも多大な影響を及ぼしたため、多くの人々から不評を買いました。この年は、お上の行き過ぎた規制や制限を撤廃することで、一般社会が飛躍・向上したということなのかもしれませんな～
東欧の戦禍も収まり、疫病も鎮まり、経済も安定して庶民の暮らしが豊かとなり、老若男女が快活に人生を楽しめる一年になって欲しいと願っております。
大黒様と因幡の白兎
