オリンピック強行開催と同時に新型コロナ感染拡大の第五波が到来！連日、日本代表のメダルラッシュとともに感染者数も増大しておりますな‥まさにオリンピック＆パンデミックで大波乱の日本列島なのであります。
さて、今回は小生の好きな武道武術を題材としたアクション映画について語ってまいりたいと思います。
少年時代の小生、武道武術を題材としたアクション映画には大いに魅了されましたな～ まず、その代表作と言えば、ブルース・リー主演の映画『燃えよドラゴン』なのであります。
小生と同世代の同好諸氏であれば、この映画に魅了されて手製のヌンチャクを縦横無尽に振り回して悦に浸っていたという思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。少年時代の小生もその一人でありまして、ダブルヌンチャクでブルース・リーのアクションシーンを完コピしようと試みました。俳優の竹中直人氏のインディーズ時代の持ちネタに「ブルース・リーの形態模写」があり、ヌンチャク操作も実に見事でありましたね。
映画『燃えよドラゴン』（英題：Enter the Dragon、中国語題名：龍爭虎鬥）は、1973年に製作・公開され、世界各国で大ヒットとなりました。映画に登場する幾つかの乱闘シーンでは、ブルース・リーに瞬殺される敵の戦闘員役としてジャッキー・チェーンやユン・ピョウなど後に大ブレイクしたスターたちがこぞって出演しております。
小生が最も好きなシーンは、冒頭のブルース・リーが少年を指導するシーンで「Don't think! Feel.（考えるな！感じろ）」という名セリフを説く件なのでありますな～ここは格好いいイチバンの見せ場ですよね！
www.youtube.com 映画『燃えよドラゴン』よりDon't think! Feeeel!の名シーン
1980年代に空手修行を志した世界の若者たちに強烈なインパクトを与えた武道アクション映画と言えば、映画『ベスト・キッド』（原題： The Moment of Truth / The Karate Kid ）であります。
1984年 に製作された米国映画で、この映画がキッカケで空手修業を始めたという空手家もかなりおります。 大好評であったため続編も制作され、最新作ではジャッキー・チェンも出演しております。主人公のダニエル少年が日系人のミヤギ老人 に教えてもらった 空手 を通して成長していくという青春ストーリーなのでありまして、単なる武道アクション映画というよりヒューマンドラマなのですな～
沖縄出身の日系移民で第二次世界大戦では米陸軍442連隊の一員として出征したという日系人武道家ミヤギ老人のキャラクターは史実に基づいたリアリティーのある設定です。
なお2018年には、この作品からスピンオフした映画『 コブラ会 』が配信されています。コブラ会というのはダニエル少年とミヤギ老人の敵役の空手道場でありまして、一作目から34年経ったというストーリー設定で新たな波乱が展開されています。映画『ベスト・キッド』の人気の広がりと強さは衰えを見せませんな～
www.youtube.com 映画『ベスト・キッド』より空手トーナメント決勝戦シーン
コメディタッチで描かれるカンフー映画といえばジャッキー・チェンの出演作品なのでありますが、2000年以降にアニメや劇画などのサブカルチャー的な要素を織り交ぜた新種のカンフー映画が登場します。
映画『カンフーハッスル』（原題：功夫）。カンフーアクション映画『少林サッカー』に続くチャウ・シンチー監督・主演、日本及び米国では2005年に公開された最大のヒット作であります。
ストーリー設定は1930年代の上海。斧頭会という凶悪な暴力組織の抗争に、中国武術の達人、屈強な俠客達など次々に武林の達人たちが参戦し大乱闘が展開されます。そんな中、幼い頃に怪しげな爺さんから押し売りされた謎の武術教本『如来神掌』をもとに半信半疑で武術修行を独学してきた主人公シンが登場します。怪しげな爺さん曰く「経脈が通じれば最強！」というふれこみの‟如来神掌”なのですが、経脈が開いていないため果し合いではいつもボコボコにされるのであります。斧頭会が監獄からリクルートしてきた最強最悪の刺客に瀕死の重傷を負わされる主人公。その時の衝撃で全身の経脈が開き、如来神掌に開眼するのであります。
リアルな武術アクションとは一風変わったマンガチックにデフォルメされた格闘の描写は、インパクトの強い独特なアクションシーンです。面白過ぎて理屈抜きに笑えます！ファンタジー満載で、実に摩訶不思議な武術ワールドですな~
www.youtube.com 映画『カンフーハッスル』よりラストの格闘シーン、ありえねーまさかの如来神掌
