武道ライター山里栄樹のブログ

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山里、文才について語る

新型コロナのパンデミック第四波も、どうにかピークアウトを迎えつつあるようですな~ ワクチン接種も徐々に進んでいるようで、混沌としたコロナ禍のなかで一筋の光明が差し込めてきたような気がする今日この頃であります。
 さて、今回は“文才”というものについて小生の思うところを語ってみたいと思います。
 物書き文士稼業にとって文章を創作する才能=文才は、実に重要な素養なのであります。しかしながら、生まれながら備わっている天賦の才としての文才を持ち合わせている文筆家は極めて少ないのでありますな。これも武道武術と同様に様々な修養と習練を重ねた果てに開花するものなのであります。

 小生に関して言えば、天賦の文才などひとかけらも持ち合わせていなかったと言っても過言ではありません。小学生の頃は文章を書くより絵を描いて表現する方が得意でありまして、夏休みの宿題の読書感想文は苦行を通り越して拷問だと感じてましたな。社会人になっても、事故報告書や始末書などミスしたときに課せられる長々と文章を書かなければならないというペナルティーだと感じておりました。
 ただ、たくさん本を読むということは小学生の頃からの習慣でありまして、歴史小説や時代小説を中心に世界情勢のドキメンタリーなどを多読乱読しておりましたな。出掛ける時は新書本や文庫本を持ち歩き、寝る時は枕元に何冊かの本が置いてあるというのが若い頃からの小生の習慣でありました。
 こうした多読乱読によって多量の語彙・文章のフォーマット・様々な表現技巧といった膨大なインプットが行われ、知らず知らずのうちに小生のなかに文才なるもののベースが徐々に育まれていったようなのでありますな。
 文芸の世界では、心血を注いで執筆された文芸作品には作家の魂が宿っているといわれております。さらに、文芸作品には作家のDNAが組み込まれており、作家自身が亡くなっていても作品とともに遺伝子の一部が生き続けるとまでいわれております。著述作品の著作権が著者の死後50年存続し続けるというのも、こう考えると頷けますな。
 つまりは、読み手となる読者にも作家の魂とDNAは受け継がれるのでありまして、複数の作家や著述家の文芸を多読乱読すれば、より多くの魂とDNAを知らず知らずのうちに読者が取り込む=ダウンロードすることになります。それらが融合・結実して、さらにカスタマイズされて個々の“文才”として育まれるのではないかと、小生は考えるのでありますな~

 とまぁ~文才のみならず、音楽的な才能もまた然り!リスペクト(敬愛)する先人アーテストの楽曲を聴き惚れてきた後進のシンガー・ソングライターたちは同一の旋律と同様なメロディーを紡いで新たな楽曲を創り出すのでありますな。これは単なる影響ではなく、人の成長とともに育まれてきた独自の才能=音楽センスなのでしょうな~

 

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あいみょん『君はロックを聴かない』

平成生まれのデジタルネイティブ世代のアーティストが歌う楽曲だが、なぜか昭和のフォークソングを感じる。あいみょんの音楽センス=才能は、幼少期に聴いていた浜田省吾の楽曲で育まれたようである。新しくて懐かしい~馴染み深くて聴き惚れる山里ノリノリの一曲!

 

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浜田省吾『もう一つの土曜日』

"浜省”と言えばこの曲!あいみょんは幼い頃、両親が聴いていた"浜省”の

楽曲に多大な影響を受けて独自の音楽センスが開花したといわれている。

 

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YOASOBI幾多りら カバー『君はロックを聴かない』

大人気の楽曲『夜に駆ける』で大ブレイクした音楽ユニットYOASOBIのイクラこと幾多りらが自身のインスタライブでカバー。単なる楽曲カバーではなく、独自の音楽センスで歌い込まれており、昭和生まれのオジサンたちのハートを鷲掴みする。なんと2000年生まれのZ世代のイクラちゃん!恐るべし‥

 

 

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